特集
20世紀の画家が描く横浜
さあ10月です。
今号は「芸術の秋」にちなんだ横浜特集です。
開港期直後から横浜を題材にした絵や版画はたくさんありますが、
今回は20世紀になって横浜を描いた画家の作品を特集いたします。
ここに取り上げた画家たちの作品を案内人として横浜のまちを歩いてみてはいかがですか。
また新たな視点の〝横浜〞が発見できると思います。
- 常設展は美術館の顔ですね エッセイ◎はな(モデル・タレント)
- 震災前夜のヨコハマ・ナイト 文◎柏木智雄
- 20世紀の画家が描く横浜マップ
- 下町の生活に古き良き横浜の郷愁を覚えた版画家・石渡江逸 文◎片多祐子
- ①神奈川 戦前まで庶民の暮らしと生活感が残っていた
石渡江逸《神奈川子安町所見(八百屋の店)》《(神奈川子安浜所見)床場》《(神楽)子安一の宮神社》《神奈川相應寺横町 夜店》《(横浜神奈川町)浦島寺》
- ②鶴見 工業化が進む昭和初期、変貌前の鶴見が描かれている
石渡江逸《鶴見の観音》《生麦の夕》
- ③野毛 月明かりで歩いた野毛界隈の懐かしの風景
石渡江逸《横浜野毛(月夜)》《(横浜)柳橋の月》
- ④長島橋界隈 川の向こうに渡るための心高ぶる橋だった
石渡江逸《横浜長嶋橋所見(落陽)》《横浜長嶋橋所見(落陽)[日没後]》
- ⑤大震災 灰燼に帰した情景は画家の心を揺さぶった
田村彩天《「大正震火災木版画集」野毛の山から(横浜)》
中島清之《関東大震災画巻》、牛田雞村《横浜居留地》
織田觀潮《「大正震火災木版画集」横浜桜木町駅》
- ⑥関内 牛田雞村は、開港期の横浜を詩情豊かに描く 文◎齋藤里紗
牛田雞村《関内》《藁街の夕》
- ⑦山手
國領經郎《外人墓地》《山手風景》
- 國領經郎─孤愁の心象 文◎柏木智雄
- ⑧横浜港
國領經郎《船のある風景》《飛行船の浮ぶ港の風景》
- 横浜港物語/特別編41 「絵になる港の変遷」文◎志澤政勝
五姓田義松《横浜港における欧州航路開設披露当日の土佐丸》
高間惣七《横浜港風景》、石渡江逸《雨に暮るる横浜港》
田辺謙輔《暮の港》、三橋兄弟治《港》、安保健二《日本丸メモリアルパーク》
今関一馬《ベイブリッジ》、田中惟之《港の博覧会》、柳原良平《飛鳥入港》
- ⑨新港ふ頭 横浜港の20世紀は新港ふ頭の完成によって幕を開けた
石渡江逸《横浜萬国橋》、國領經郎《横浜風景》
- ⑩横浜美術館 周辺も魅力いっぱい 横浜美術館で楽しいひとときを
横尾忠則《黒いY字路7》、松樹路人《点在する絵の風景》
- 横浜美術館コレクション展 第2期
- ⑪こどもの国 椿の群生と森の中に、そっと置かれたイサム・ノグチの遊具
福島瑞穂《子供の國》
- ⑫山下公園通り 三枚の絵は山下公園通りの歴史を語る
小茂田青樹《横浜海岸通り》
兵藤和男《横浜海岸通り》
- ⑬伊勢佐木町 モダン横浜が描かれた
三宅克己《横浜伊勢佐木町通り》
- ⑭新山下 みなと町ならではの船のある風景
島田四郎《進駐軍ヨットハウス》、武林敬吉《はしけ》
- ⑮三溪園 多くの画家によって描かれた三溪が目指した美の理想郷
安田半圃《聚星軒》、牛田雞村《三溪園全図》
吉田博《「桜八題」三溪園》《「桜八題」花盛り》
塩出英雄《苑橋》、桜庭彦治《三溪園》
- ⑯市街地アート探索 横浜のまちなかにもアートがいっぱい!
- ⑰みなとみらい21 解体され、消え去るものへのまなざし
原田正路《「横浜」シリーズより》
連載
- 林市長のほっとTIME
ゲスト 山本耕史さん(俳優)
- 市バスで横浜再発見
おトクな「みなとぶらりチケット(ワイド)」を持って市バスでGO!
- 横濱の秘めたる歴史 文◎日高嘉継
吉川英治と明治期双璧の日本人ジョッキー
- 横浜の底力46 文◎山崎洋子
戸塚ドリームハイツ、住民自治・44年の歩み!
- 町の記憶・世代別に語るわが町の原風景42
中区本牧
- 買い者・荻野アンナの「商店街は面白い」49
「本牧三溪園通り商栄会」(中区編)「前から本牧」商店街
- 横浜最“旬„ニュース①
「横浜マイスター」が20周年を迎えました。
- 横浜最“旬„ニュース②
ヨコハマ流 楽しい“健康づくり„のすすめ
- 横浜の四季
「秋〜冬」
- 次号予告
「横浜を知る100のキーワード」